初めてのお客様QA
最新更新情報
出張講演情報
ワークショップ
喜びの声紹介
阪神カウンセリング・ラボBLOG

スマホからもご覧いただけます。左記QRコードよりアクセスください。

最新更新情報

HOME >> 最新更新情報(一覧)

20年02月19日

薬物を使用しない精神療法の歴史-うつ病やパニック障害の治療ー

薬物を使用しない精神療法の歴史 -うつ病やパニック障害の治療ー

 

 精神的な問題の治療は、古代からあり、その対処に関しては人々の悩みであったと言われています。

 フランス(フランスだけではありませんが)では、精神疾患に陥った人を、鎖につなげて拘束していた記録があり、過酷な対応をされていました。この状態を見て、1792年、ビセートル精神病院の主任医師となったピネルは、そこで多年にわたって拘禁されていた患者を鎖から解放します。彼はその後、1795年サルペトリエール病院に勤務、犯罪者同様に取り扱われていた精神病者を解放し、その後の参考となる心理臨床を、解放された病院内で実施します。それらは、作業や運動や遊戯や音楽などと伝えられていますが、精神病の治療法として用いられたのは紀元前からであるといわれています。

 フロイトが精神分析療法を創始した1900年代初頭から約100年前、アメリカのベックが、認知療法を創始した1960年代から、150年ほど前の話ですから、それから数えたら、心理療法は、200年以上も歴史があるのです。