HOME >> 最新更新情報(一覧)
20年03月09日
感情調節とABC理論
感情調節の難しい人や夫婦関係で問題を感じている人に役立つ話題です。
夫婦関係や男女関係で問題が発生するのは、男女の脳の仕組み自体に違いがあり、この差を理解しながら双方の関係を調整する必要があるということを、前のブログで書きました。それ以外に、人間関係のすれ違い、特に感情調節の難しい人の場合によく起こっていることは、感情の責任が自分になく、相手にあると思っていることです。その人が立腹しているのは、その人が立腹しているからであって、相手が立腹しているわけではありません。このように、自分の感情は、すべて自分のものだという理解がないと、感情の調節は困難になります。自分の腹立ちの原因が相手にあるわけですから、相手が自分の思うとおりにならないと自分の感情が安定しないことになります。人間関係のすれ違いは、この誤った「私が腹立つのはあなた」という思いから生じています。
このことを明快に語っているのは、論理療法を創始したアルバート・エリスです。