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20年10月14日

うつ病不安障害のカウンセリングストレスと痛み

うつ病不安障害のカウンセリング   ストレスと痛み

「意識集中法」の初期

 

 うつ病の方の片頭痛の改善以後、意識集中法の採用のきっかけとなった大きな出来事は、同じ年、脊髄損傷のために下半身が麻痺し、両足を切断した50歳代の男性のケースでした。症状や状況の欲求不満から、訴えが多く、医師をはじめ看護婦や病院スタッフに罵詈雑言を繰り返し、手を焼いた看護サイドからカウンセリングの要望がありました。私が求めに応じて、ベッドの傍らにいっても暴言はやまず、かなり強い抵抗がありました。男性の不満の中に、「足が痛くてたまらない。」という訴えがありました。失った足の痛みがあることに疑問を持ちながら、その他の痛みに関して質問すると、肩や首が痛くてたまらないと言われました。そこで、暴言を受けとめながら、最初の方法として、手を置いて痛みをそこに集中する方法で、首筋から肩と順に実施しました。その際、首筋に小さなしこりがありました。手を置いてしばらくして、そのしこりが消失しました。男性はその後、静かになり、暴言がやみました。私が「また来るからね」というと、その患者さんは、「ちょっと待て」と、私を止めました。「わしは、神の存在なんて今まで信じたことはない。しかし、そういうことってあるんだな」と言われました。痛みが消失してしまったのです。