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20年12月28日
マインドフルネスのやり方
うつ病や不安障害にマインドフルネススキルトレーニングが有効であるのは、考えても変えようのない過去や未来のことを考えて苦悩に陥るプロセスを遮断する効果があるからです。この思考でさまよう状況を一瞬断ち切ることが可能となるために、身体の経験に注意を向けることが有効です。ジョン・カバット・ジンによる身体の注意は、足元から意識していきます。リネハンによる弁証法的行動療法では、頭から注意を意識していきます。前者は地球のエネルギーに接している足元から、後者は、「光の帯」と名付けて、宇宙のエネルギーを頭から感じ取っていくものです。流れの違いはありますが、体内に何らかのエネルギーを感じ取り組み込むという点ではどちらも同じです。しかし、弁証法的行動療法の、頭から内的経験を感じる「光の帯」は、若干の注意を示す必要があると思っています。これらの問題点は、阪神カウンセリング・ラボで受講者にお伝えしています。