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20年12月29日
心理療法としてのマインドフルネススキルトレーニング
不安感情は、人間にとって生きるために必要な感情です。不安感情を代表とする恐怖や悲しみなど、ネガティブな感情を持つことは人間には必要なことなのです。しかし、この感情を使うのは、生きるか死ぬかという状況です。心の病気になりやすい人は、そこまでの状況にない場合も、不安感情をどうしようか迷い悩み続けます。場合によっては、何も起きていない一人部屋にいるときでも、この不安をどうしようか考え迷い続けます。この思考のほとんどが考えてもどうしようもなく、変えることのできないことばかりです。この過程はいつの間にか自然に身に付き、気づかずに自動的に考え続けます。この過程が脳を疲れさせて、心の病気につながるのです。この流れをスットプさせることが精神的な安定を作り出すために必要で、その有効な方法がマインドフルネススキルトレーニングでもあるのです。この時、身体的感覚に注意を向けることは、考えても仕方のないことから注意をそらすことが可能となる方法となります。
