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21年01月05日
マインドフルネススキルの良さ
「身体は思考より先に感覚をとらえている！」
例えば人が猛獣の突進を見て、瞬間反応できるのは、視床下部からの指令で、コルチゾールという毒性の強いストレスホルモンを出すからです。すると身体は瞬時に反応して、逃げるか戦うかどちらかの行動を瞬時に取ります。猛獣が突進してくる恐怖を、思考機能を掌る新皮質や前頭前野でとらえた反応は、１０分の６秒遅れるという報告があります。つまり感覚は、思考より身体のほうが早く反応しているということになります。
恐怖や不安感情が発生し、生死にかかわるような事態に直面すると、まず身体を守ることが優先されなければなりません。こうした身体の反応が、人を恐怖から守るシステムなのでしょう。そのため身体は、心の中に起きている感情の在り方に常に敏感でなければなりません。怖い、悲しい、不安などのネガティブな感情は、それらがわずかなことであっても思考より早く身体は反応しているのです。
