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21年01月25日

認知行動療法とは?うつ病の有効な心理療法

認知行動療法とは?

 

 阪神カウンセリング・ラボでは、うつ病をはじめ不安障害、境界性人格障害、摂食障害など、心理療法の必要な相談者の方に有効な心理療法として、認知療法、認知行動療法を実施しています。

 認知療法は、今から60年ほど前に、アメリカのベックによって創始された心理療法です。

 当初ベックは、うつ病の患者さんとの面談で、患者さんの話される内容に疑問を持ち、もしかしたらうつ病の人は皆同じような思考の傾向があるのではないかと考えました。そこで、うつ病と診断された人たちを一堂に集め、ある状況を提示して、これについてどのように考えるかを作文させました。それを集計してみると、健康な人とは異なった思考傾向が明らかになります。そこでベックは、うつ病とは、思考障害なのだと考え、この思考を改善していくことで、うつ病の治療が可能になり予防もできると考えました。