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21年01月26日
マインドフルネススキルトレーニングを始めるきっかけ。
「弁証法的行動療法との出会い」
阪神カウンセリング・ラボでは、マインドフルネススキルトレーニングと認知療法を組み合わせて、独自のマインドフルネス認知療法を行ってきました。このきっかけになったのは、弁証法的行動療法です。
弁証法的行動療法は、2011年我が国に、マシュー・マケイらの著書によって紹介された、新しい心理療法です。この方法は、境界性パーソナリティ障害や感情調節の極めて難しい人のために開拓された方法です。この翌年、2012年のある日、女性から電話が入りました。「(阪神カウンセリング・ラボでは)、弁証法的行動療法をやっていますか?」という電話でした。一年前に日本で出版したばかりで、全く無知だった私は、「それなんですか?」と質問しました。彼女は、「アメリカで弁証法的行動療法を受けてきたが、感情調節の難しい自分にとって、大変良いトレーニングだった。引き続き、この治療を受けたいので、帰国した大阪で、弁証法的行動療法を実施しているところを探している。」というのです。この件が、マインドフルネススキルを採用するきっかけになっています。