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21年02月13日
マインドフルは、直感を育てる
阿川弘之さんと同じような体験をして、死から生への力を得た有名な話は、戦国時代の黒田官兵衛です。彼は、毛利攻めで戦線が硬直して困苦な状況に置かれている時、荒木村重が裏切ります。官兵衛は、荒木村重の説得に有岡城に出向きますが、幽閉されて湿り気の多い窮屈な牢獄に長く閉じ込められます。この状況で死を覚悟する官兵衛ですが、牢獄の外にふと藤の花が咲いているのを見ます。このような場所でも藤の花が咲いていることに勇気を得て官兵衛は生きる力を得ます。黒田家の家紋が、藤の花であることは、この出来事から来ています。
前にも記載した「ありがとう」で動かなくなった両足が動いてしまうとか、がんが消えてしまったという実話も、死を覚悟しなければならないようなマイナスの時に、プラスの出来事を感じ取ると、ものすごいエネルギーが生まれるという結果が生じた可能性を感じるのです。この気づきがおこるのは、直感から生まれます。この一瞬で起こる直感を育てることが、マインドフルネススキルトレーニングでもあると思っています。
強いマイナスのエネルギーと強いプラスのエネルギーが絡合すると、さらに強いエネルギーが生じるのだろうと考えています。
