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21年02月15日
マインドフルな直感と直観
「マインドフルネス認知療法」のお話
武田鉄矢の今朝の三枚おろしの話からヒントを得て、精神的及び身体的な困苦や不安から立ち直っていくとき、すごい瞬間を体験することを記載しました。この時、直感と直観がほぼ同時に起こります。
阿川弘之さんが広島の焼け跡から一本の麦を見て、絶望から生きる生命力を感じたことも、戦国時代黒田官兵衛が藤の花を見て生きる力を持ったことも非常によく似た瞬間です。精神的悩みとは少し異なりますが、ニュートンがリンゴの木からリンゴの実が落ちるのを見て、万有引力を発見するきっかけになった瞬間も、直感と直観がほぼ同時に起きています。リンゴの実が木から落ちているのを地球上に住んでいるまたは住んできた数知れない人間がいるのに、ニュートンだけが大発見をするきっかけとなったのは、「リンゴは地球上に落ちるのに、あの大きな月はなぜ落ちないのだ」という直感からです。人は大いに悩んだ時に、懸命に生きようとする苦しい状態も、決してあきらめずに「何とかなる」という、たとえ辛い状況であったとしてもその苦悩から、大きなエネルギーが生まれる瞬間が必ずあります。この直感を育むのもマインドフルネス認知療法です。