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21年02月18日
適応障害、抑うつ状態、うつ病などのマインドフルネススキルの効果
精神的な問題を抱えて、カウンセリングが必要な人は一定のシステムにこだわり続けています。そのシステムは、考えても仕方のない事を考えつづけるシステムです。人間は、その瞬間に取り入れられる情報には、限りがあります。それらの情報の中で、何かをしようとすると、一つずつ片付けていくしかありません。手を一度に上と下に動かすことのできないのと同じで、あれもこれも一度にできません。適応障害などの精神的に負担を抱えてしまう人は、こうした脳のもつ限界の中で、常に考えても仕方のない事を考え続けるわけです。こうした負のシステムを使う悪循環の結果、心身共に参ってしまいます。それによって、脳の組織自体が損傷を受ける場合もあります。うつ病を長く患っていると、脳が委縮してしまうことも確認されています。このように傷ついた脳の組織を回復するために、マインドフルネススキルトレーニングやマインドフルネス認知療法が役立つことは、科学的にも臨床的にも証明されています。