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21年02月20日
マインドフルネススキルトレーニングは、死滅した脳神経線維をよみがえらせる
マインドフルネススキルトレーニングの効果を理解させる「キラーストレス」というNHKの番組がありました。そこでは、うつ病の患者さんを対象にして、マインドフルネススキルトレーニングが脳の組織に好影響を与える場面を、見てわかるよう編集されていました。うつ病になるまでの思考の悪循環によって、ストレスホルモンを出し続け、その結果、脳の細胞は、大きなダメージを受けます。脳細胞が委縮したり、死滅したりします。特に影響を受けるのは、視床下部や前頭前野です。海馬は、外部から得られた情報をキャッチし、それを解決するために、必要な情報をさらに脳に伝達します。その機能を果たすために、海馬からは、受信神経系と発信神経系の線が何本もつながっています。しかし、うつ病に陥る意識上と意識下の悪循環によって、伝達するための神経線維が消滅してしまいます。ところが、マインドフルネススキルトレーニングをしたうつ病の患者さんの神経繊維は、再生されるのです。この映像は、衝撃的でした。