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21年04月02日
気分変調症・持続性抑うつ障害
持続性抑うつ障害・気分変調症の診断に関して、アレン・フランセスは、以下のように述べています。
抑うつ症状は軽症であるが、ほとんど持続的に存在している。よい日もあれば、特に悪い日もあるが、ほとんどの日はどんよりしている。抑うつ症状(絶望感、低い自己イメージ、罪悪感,無価値観、社会的な引きこもり、食欲、睡眠欲、エネルギーの問題)が存在しているが、うつ病よりはるかに重症度が低い。患者は機能できており、自分をよく知っている人以外には抑うつをかなりうまく隠し続けることができている。しかし人生は、進行し続けている絶え間ない重荷となっている。
うつ病と診断される方の抑うつ感の重大さに比べると、見た目には元気そうに見える方が案外多くいます。しかし、それらはうわべだけで、本人は結構辛い日々を送っています。したがって、周囲からはうつ病だと信じられない場合が多くあります。