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21年04月12日
心の癒しのための雑談
空海の偉大さに興味を持って、空海に関することを載せているユーチューブを見ました。その時に、京都、東寺の立体曼陀羅についての映像が流れていました。空海は、当時の朝廷から、密教を広めるために東寺の主幹を任されます。曼荼羅とは、宗教上の修行として、悟りを開くための一手段として用いる画図です。空海は東寺に、絵ではなく、立体の仏像を配置して、立体曼荼羅を講堂に置きます。この講堂には、だれでも入ることができるわけではなく、つい最近まで一般の人の出入りは禁止されていました。今では世界遺産となって、だれでも入場できます。一度行かれるとよいと思います。大日如来を中心として、立体の仏像が並んでいる光景は圧巻です。この中に、如来や菩薩などこれまでの仏像とは異なった仏教とは縁のなさそうな、王や神や鬼が配置されています。おそらく仏教以外の他の宗教も、当時の仏教は影響を受けていますから、そうした恐き顔をした王や神をも宇宙の世界にある存在として、空海は表現したかったのでしょう。