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11年09月08日

心理相談の対応の心構え

相談の内容について、よく質問されることがあります。
「たいした問題ではないのだけれど、そんな相談でもいいですか?」

あるいあは、
「心理カウンセリングに来る人は、相当深刻な心の病気の人が行くところだ」

これらは両極端な、心理カウンセリングのイメージです。

日本では、まだまだ、心理カウンセリングの歴史が浅いので、どういうところかの理解が薄く、
簡単に、心理相談に行くことに抵抗があるようです。

どなたも最初、ずいぶん緊張してこられます。

ここがへんなところだったらどうしよう、なにかぼったくられるのではないか、いやなひとだったらどうしよう、洗脳されてしまうのではないか、などなどです。

心理カウンセリング(心理療法)とは、心の問題に対応する効果的な理論と技法に基づく相談です。

特に臨床心理士は、大学院を卒業して初めて得られる資格で、心理相談をしているさまざまな資格の中では最も信頼できる場所です。

もちろんこういう仕事は、最終的には、相談者が信頼できるカウンセラーの人柄のよさが大切ですが、臨床心理士は2年間の大学院で実習と研究を研鑽しながら、それなりの理論と技法を学んできます。

私は、大学院で、
「人間を特定の理論や学者の考えにあてはめられるほど、単純ではない」と、常々教えてきました。

だから、どんな相談も、その人にあった適切な対応をしようということです。

そこには、心の悩みも、心の障害も、心の病気も、また、恋愛や家族関係など、人間の諸関係の問題も、来られた方の側にしっかり立って、受け止め、解決に向けるようにしています。

どうかあまり緊張せず、心配しないで来てみてください。

阪神カウンセリング・ラボでは、圧倒的にリピーターが多い相談室です。
一度来られれば、安心して相談を受けられる場所だということが理解できると思っています。

また、単に相談内容を超えて、応援できる可能なことは致します。

どうか遠慮なさらずに一度ご相談ください。