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21年05月13日
「空虚な自己」とは?
「空虚な自己」の特徴は、「欲望は満たされ、一見すれば何不自由ない。しかし、人間関係が希薄であったり所属する集団や共同体がなかったり、あってもそこでは孤立し、深い孤独感を抱いている。しかも目立った非行や前科もそれまでにない若者が、しかも、利害関係のない見知らぬ者を対象に、この自己の空虚を埋めるために、あるいは犯罪行為とこれに対する社会の反応によって、不確かな自己の存在や力を社会に写しだす」ことを目的や動機にするということに特徴があります。」(景山任佐「空虚な自己」の時代 NHKブックス1999年)
ロジャーズは、心の安定とは、自己概念と体験とがどれだけ一致しているかによるといっています。自己概念とは、親や社会関係の中で時間をかけて生まれます。親の強い影響は、子どもの自己概念の成長を妨げます。