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21年06月02日
他者の変容にかかわる人のイラショナル・ビリーフ
教師のように他者と関わる仕事をしている人は、以下のような思考によって、対象者(この場合は生徒)を判断していることがあります。これを大丈夫リストと呼びます。大丈夫リストとは、「成績のよい生徒は大丈夫だ」「明るい生徒は心配ない」「素直な生徒は良い」などです。これらのほとんどが、教育的指導をする際に教師にとって都合の良い事ばかりで構成されます。明るく良き子であることは、わるい事ではありませんが、問題を抱えているからこそ「明るい」「良い子」「成績が良い」という大丈夫リストの行動を取る生徒もいます。教師は、こうした思考を検討してみてください。そして、次のようなラショナルビリーフへ変更するとよいでしょう。
・私はベストを尽くしているが、全能の神ではない。
・私は適切な教育をしていても、生徒が問題を持つことはある。