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21年06月17日
ストレスとコルチゾール
海馬は、不安や恐怖や悲しみなど感情を記憶している部位で、それらを察知すると、コルチゾールを出すように指令を送るのです。
コルチゾールは、極めて毒性の高い性質をもっています。不安や恐怖からどう対処するかは、このコルチゾールによって、瞬間の対応を知ることができます。視床下部の、闘う、逃げるという行動は、このコルチゾールによって行われます。これらの脅威には、毒性の高いものでないと対応できないのです。この毒性の強さは、マウスと猫、小魚を食べる大魚の実験で明らかにされています。それら小動物の脅威である動物を襲われることのない状況で近くに置くだけで、マウスも小魚も、生命を失うところまで追い込まれます。マウスや小魚のように、生命を脅かすような状態ではなく、ストレスを感じている人間は、常にコルチゾールを出して暮らしています。