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21年07月19日
写真を撮るときのVサイン 3
写真を撮る時、Vサインをするのは、どうしてという話の3弾です。
写真を撮る際のVサインが日本人特有のポーズとなっているのは、ベトナム戦争が関係しています。
新兵が、ベトナムの戦場に行く前に、まず日本で新兵の訓練を行います。当時、東富士には、アメリカ軍の訓練基地があり、アメリカ本国から艦船で送られてきた新兵は、沼津の千本松の海岸に上陸して、東富士演習場に送られます。訓練が済んだ後、そこから、飛行機で沖縄に行き、その後、戦地のベトナムに行くことになっていたそうです。この移動の際、飛行機を使うことがあり、タラップを登ったり下りたりする時の戦地に向かう兵士の写真が新聞に載ります。そうした中で注目を集めたのが、兵士のVサインです。戦争にはいきたくないがやむを得ず戦地に行かなければならない兵士のうち、戦争反対の意思を示すために、片手の平を前に向けてⅤサインを示す兵士が少なからずいました。「ピースナウ」と言って、飛行機に乗り込んでいきました。