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21年07月23日

認知行動療法

認知行動療法

不安障害やうつ病の治し方

 

 精神的不安定な状況は、自分の思考が大きく影響しています。考えても仕方のない事を考え続けると、脳に強い影響を与えます。この思考即ち認知の仕方を改善することで、うつ病や不安障害などが治るという認知行動療法が、科学的心理療法として極めて有効であることは、周知の事実です。

 心を病む人は、考えても仕方のない思考の悪循環にはまります。その思考のマイナスの影響が、心身に響いてしまうのです(阪神カウンセリング・ラボ「最新情報」でこれまでにも書いていますから、お読みください)。

 1960年代に創始された認知療法では、状況に対する認知の不適切さが改善されると、結果が安定するという流れで治療が進められました。この方法での効果は、薬物療法での効果と同じであるという研究調査結果が出ています。

 ベックの創始した認知行動療法は、ファイブコラム法によって認知の改善を繰り返しトレーニングし、症状の改善に大きな効果が認められています。