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21年07月23日

認知行動療法の限界と改良

認知行動療法の限界と改良

 

 認知の仕方の改善は、トレーニングを繰り返すことで確かに精神的安定が得られます。しかし、当初の認知行動療法は、人によって思考の改善にハードルの高いところがあり、その認知の改善は難しいものでもありました。それまでのその人の思考を、合理的、現実的、客観的、多面的に見つめ直すトレーニングであり、成育歴の中で、思考を身に着けてきたわけではありませんので、カウンセリングのように客観的にみるセラピストがいてトレーニングすることによって確かになっていきます。また、アンガーマネジメントの場合も、一定の状況での思考の改善には効果があるものの、激怒した場面では、状況を冷静になってとらえることなどできません。うつ病や不安障害、パニック障害、適応障害、各恐怖症などの症状改善には、大変役立つ心理療法です。しかし、境界性パーソナリティ障害などのように究極の場面を発生させる精神疾患では、認知行動療法には限界があります。