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21年09月02日
成育歴の親子関係、過保護
親の過期待に、過保護が加わると、子どもは自分でするといったごく当たり前な行動様式を失ってしまいます。周囲から見れば、とても優秀な、頑張り屋さんの子供なのですが、主体的なエネルギーが欠ける子供になってしまいます。なぜなら、幼い時から自分の欲求に基づいてやろうとすると、親の介入が入って、冒険して失敗する体験がないまま、親の言うとおりに実行すると、何の問題のなく達成できます。
この安全な成長は、成功体験は起こりますが、失敗して様々な体験をしながら自己確立をし、成長していくことを奪われてしまいます。厄介なことは、「お前が失敗しないようにお前をしっかり見てあげよう。失敗したら親は何とか助けよう。」と懸命に子供の手助けをするのですが、その親の心は、子供がかわいくて仕方ないという側面があります。そうすると、子供は自分で考えて行動するより、親の言う通りにし、失敗することなく生きる生き方が身に付きます。
