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21年09月02日
不合理な信念と心の病気
うつ病や不安障害に陥る方のほとんどが、不合理な信念を持って生きています。不合理な信念とは、固定化した思考ともいいます。固定化した思考は、具体的には、~すべき、~あるべき、~してはならないというような思考をいいます。その思考の特徴は、基準を持った思考で、その基準は「二分割思考」です。よいか悪いか、成功か失敗か、0か100か、白か黒かといったようにどちらかの極端な基準のある思考です。その思考は、現実に起きている事実と思考でとらえた事実が、一致しせず、その結果精神的不安定を引き起こします。自己期待に関しては、例えば、完璧にこなさなければ気が済まない「完璧主義・完全主義」の二分割思考につながります。その結果、心の病気を抱えやすくなるのです。
心の病気を抱えるほとんどの人がこの二分割思考と呼ばれる、固定化思考が背景にあり、カウンセリングを受けてみてようやく気付くということが多いように感じられます。