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21年09月27日
人の中にある大いなる力
弁証法的行動療法は、この瞬間を管理するために、私たちが唯一コントロール可能なその瞬間を誤らずに生活し行動するように、様々な角度からトレーニングセッションが工夫されています。
その中で、相談者の力を作り出していく「人の中にある大いなる力」というセッションがあります。私たちが生活していく中で、こうしたことを抱いている人と、そうでない人では、何かしらの困難な状況に陥った時に、支えとなる力や勇気が違うというのです。
それらはどんなことでもいいと思います。友人や好きな人であってもいいし、現在何らかの活躍している人、尊敬している人でもいいのです。自然、地球、それらを構成しているもの、公園の木一つでも、私たちの存在を超えるすごいものがあります。目の前にある有機質の存在も、自分では動くことのできない無機質の石や砂でも、今そこにあるために、気の遠くなるような歴史を抱えて存在しています。それらは、すべて人とつながっています。
こうした何らかのつながりを感じ、自分の中にある大いなる力を信じることは、この瞬間を生きるために大きな力となってくれることがあります。
