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21年10月12日
健康になるための心理療法の目標は三つ
弁証法的行動療法やマインドフルネススキルトレーニングは、究極の場面で、有効となる心理療法です。究極の場面で、一瞬でも平静になると、健康なメカニズムにスイッチを入れることが可能となります。究極の場面で平静になるスキルは、簡単に身につくものではありませんが、練習をすることで、けっこう早い段階から楽になる方が多いと感じています。阪神カウンセリング・ラボで行う心理療法の第一の目標は、究極の場面で平静、そこまでいかなくてもニュートラルになることです。
二つ目の目標は、普段から平静になることです。なぜなら、究極の場面で平静になるには、普段から平静になっていることが条件だからです。普段が乱れていて、交感神経が亢進している脳内の状態で、リラックスした状態を望むことは困難です。日常生活でどうやって平静になっていくか、練習の仕方など伝達したことを実践していくと、クライエントさん自身が理解して、究極の場面でも使うことが可能になっていきます。