HOME >> 最新更新情報(一覧)
21年10月19日
四苦八苦
人間は、生きていくうえで「四苦八苦」という煩悩があり、それを悟って生きていくことが大切だという教えが仏教にあります。私は若い頃、四苦八苦には4つと8つの煩悩があると思っていましたが、調べると、「生老病死」の四苦、「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五陰盛苦」の四苦を合わせて八つの「苦」があるという教えでした。「生老病死」はその言葉通りの苦です。「愛別離苦」は、人はどんなに愛している人であっても、別れは必ずあるという苦しみです。「怨憎会苦」は、人は必ず嫌な人と出会う苦しみがありますよ、という意味です。「求不得苦」は、ほしいものが得られない苦しみです。「五陰盛苦」は、五体健康であってもそれは苦しみだという教えです。
大晦日に、108の除夜の鐘を鳴らしますが、4×9=36 さらに、8×9=72、36+72=108という数になり、もしかしたら、108はここから来ているかもしれません。今日は、10月19日で、まだ早い話ですが、ふと思ったので書きました。