うつ病と認知行動療法
心の病気と精神症状
思考や行動のあり方は、その人その人の体験によって繰り返し習得され、習慣化されていきます。それらはやがて、誰でもそうしているかのように、当たり前の言動として受け入れられていきます。心の病気を抱えやすい人は、置かれている状況を合理的にとらえられずに、結果として不都合な状態に落ち込んでいく上に、それらをどう解決するかという対処法も限られてきます。その多くが、ストレスにさらされたとき、自分を傷つけるような方法で対処します。その対処法の厄介なことは、自分を傷つけているにもかかわらず、その場限りでいえば、ある程度成功していることもあるので、成功体験として受け入れられ、これもまた習慣化されて身につけていきます。しかし、その地処方では、一時しのぎになっても、やがて解決の道から外れ、逆に抑うつ感や不安感を強化したり,症状そのものをさらに発展させていくものであったりします。その対処法とはどういうものであるかを、いかに記述しますので、該当していることをチェックしてみて下さい。