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13年09月13日

自分を傷つけるストレス対処法

自分を傷つけるストレス対処法

<多くの時間、過去の苦痛、過ち、問題について考えて過ごす>

このような考えて過ごすことをしていると、いくつかのデメリットを抱えてしまうことになります。考えているうちに、その時起きている大切なことを見逃してしまいます。また、その時起きている事柄を、見誤ります。そうすると、今起きている大切なことを見逃したり、見誤ったりすることで、後悔したり落胆したりします。見誤っているのですから、人間関係を壊したり、状況を誤解したり、克服困難になったりします。それらは不安で憂うつで悲しみにつながります。
 例えば、上司に仕事の失敗を叱られると、過去に起きた同じようなことを思い出したり、いつも私のことを叱るこの上司は、私のことを嫌いなのだと考えたりしていると、叱られた失敗にどう対処したらよいのかというような大切なことを忘れて、その失敗の程度を超えて状況を必要以上に耐えられないものにしてしまうのです。それだけでなく、その見落としは、人間関係の崩壊にも結び付くことがあります。こうして、過去に関してますます抑うつになり、挙句の果て、うつ病になったり神経症状を起こしたりするのです。
 こうした考えて過ごすという対処法を、ごく当たり前な誰でも用いている手段だと思っていますが、精神的に不安定になる人だけがやっている方法だということを認識する必要があります。健康な人は、考えていますが、その時間が短く、切り替えが早いのです。ですから、思考によって疲れることはよほどのことでないかぎり起きません。