心の相談室の心理療法

うつ病や神経症やパーソナリティ障害など、心の問題を心理療法、または心理カウンセリングで解決していきたいと思っている方で、カウンセリングで治るのだろうかと心配されている方は多いと思います。日本ではまだまだ心理療法や心理カウンセリングが十分に認知されていないので、医者に行って治らないものが、カウンセリングでどうなるものかと言って、拒絶されるケースは多いと聞きます。

心理療法は、薬物を使用した医学的なアプローチはできませんから、現在の薬物療法中心の処方からは、全く異なった方法で対処します。ですから、その内容が全く分からない状況では、カウンセリングそのものにためらいを生じるのはいたしかたない現状だと言えるでしょう。しかし、一度勇気を奮ってこられた方の大半が、カウンセリングに来てよかったという印象を持っておられます。

うつ状態が激しくて、この苦しさをなくすために、仕事を辞めるという選択肢を後押ししてもらいたくて、カウンセリングを受けるケースって案外多くあります。その時にお伝えすることは、「お仕事を辞めることはいつでもできます。仕事をつづけながら、心理療法を受けて、トレーニングをしてみてはどうですか？　辞めるのは、その後考えてみることもよいと思いますよ。」ということです。その言葉に従って、心理カウンセリングを続けていった方は、カウンセリングの終盤や終了になると、「あの時やめないでよかった」と述懐されます。確かにカウンセリングは、一度でよくなると言うものではありませんから、時間はかかります。しかし、心理療法のほとんどが、「洞察療法」ですから、心の底から納得いく状態になっていきます。だからいわば根本的に良好にしていく方法だということもできます。

阪神カウンセリング・ラボは、大阪・梅田、神戸・明石に心理相談室があり、土日、祝日もカウンセリングを実施しています。臨床心理学を大学、大学院で教授してきた、経験豊富な元大学教授と臨床心理士の心理相談室です。阪急梅田、茶屋町口から徒歩5分の場所にあります。大阪以外、兵庫、神戸、京都、奈良、和歌山などからも、来談可能なエリアです。