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14年05月18日

パーソナリティ障害(人格障害)

~パーソナリティ障害(人格障害)とは、「人格の異常性のために本人自身が悩むか、あるいはそのために社会が煩わされるもの」(1927年 独 シュナイダー 精神医学者)として、「精神病質人格」と呼ばれ、10種類の体系が挙げられています。以後このタイプが基本となって、今に引き継がれています。
アメリカの精神医学の診断基準の一つDSM-Ⅳでは、現在、人格障害を3群に分類しています。A群は、奇妙で風変りを特徴とするもので、妄想、統合失調症型人格障害と言われます。B群は、演技的で情緒不安定、移り気に見えるもので、境界性人格障害、反社会的人格障害、演技性人格障害、自己愛性人格障害と呼ばれているものです。C群は、不安や恐怖を特徴とするもので、回避性人格障害、依存性人格障害、強迫性人格障害と呼ばれています。
これらの人格障害は、その個人の属する文化から著しく偏った行動パターンが持続し、固定し、柔軟性を欠くものです。幼児期から青年期にかけて発症し、成人期にも引き続きその症状は維持されていきます。この傾向のある人は、医者からは「性格の問題だから」と言われて、ほとんど治療の対象とされないことがあります。心理療法では、認知行動療法が主流でしたが、現在では、「弁証法的行動療法」で対応します。阪神カウンセリング・ラボでも、この弁証法的行動療法を扱って、効果をあげています。医者からの診断で「精神病質」と言われた場合、人格障害と同じ意味でつかわれます。


阪神カウンセリング・ラボは、心の悩みを扱う専門のカウンセリング室です。元大学教授や臨床心理士による学術的な心理療法に基づいて、問題を解決していきます。うつ病や神経症、パーソナリティ障害や双極性感情障害、発達障害や学習障害、人間関係や夫婦関係の悩み、買い物やギャンブル依存、性や窃盗(クレプトマニア)などの依存症、教育や子育て、恋愛や友人関係の悩み、パニック発作や強迫観念、摂食障害、感情調節の問題など、様々な領域でカウンセリングを実施しています。「心の癒しのコンビニ」を相談室のテーマとして、働く人のために、平日は20時まで、土曜、日曜もカウンセリング予約を受け付けています。