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14年05月25日
心理療法の創始者ともいうべきフロイト(1856~1939)は、器質的な原因がなくて麻痺や健忘などの身体的・心理的異常を示す症状を神経症と呼び、人間の精神機能と行動に関する理論と治療技法を作りました。
フロイトによると、精神現象も物質現象と同じで、その原因となる精神現象によっておこると考えました。これまでは偶然によっておこる意味のないと思われていた夢、空想、言い違い、物忘れなどにも、それを生じる原因があり、これを心的決定論といいます。精神現象は、1対1の因果関係によるのではなく、過去や現在の多くの要因が働いていると考え、これを「多重決定論」と呼びました。私たち人間の心に起こってくることや行動に、何か原因があるとするなら、無意識の過程が必要になってくるのです。フロイトは、人が自分の行動を述べる表立った言動の原因は、合理化されていて、本当の原因でないと考え、人間行動と精神現象にはすべて原因(動機)があり、そのほとんどは本人の気づいていない無意識の原因であるといいます。以上の仮説に基づいて、フロイトの精神分析療法が行われてきました。現在、フロイトの精神療法は、抑圧して無意識になった外傷経験の想起という目標から、自我の変化を伴う「洞察」に変化してきています。
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