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14年05月28日
自己防衛機制
自己防衛機制とは、自我が、イド(欲求そのもの)、超自我(両親の躾や社会の要求を内在化したもの)、外界からの要求に葛藤を生じると、自我が不安を処理して、安全を維持するために働かせる機能を言います。この自己防衛機制とは以下のものです。
1) 抑圧: 苦痛や思考、感情、欲求を、自我が適切に処理できないために、記憶にとどめないようにする働き。
2) 否定 : 外界に生じた現実をありのままに知覚しないで、苦痛を伴う事実、欲求、感情の存在を否認する機制。
3) 逃避 : 適応困難な場面から逃れることによって不安を解消しようとする機制。
4) 置き換え : ある対象への欲求や感情の表出が不安を生じるとき、不安の少ない対象に向ける機制。
5) 昇華 :社会的に承認されにくい欲求、感情、行動を、社会的に受動される形に変容させる機制。
6) 反動形成 : 本来の欲求と正反対のことを強調することで、不安を防衛する機制。
7) 投影 : 自分が受容できない欲求や感情を、他の人や動物や物など、自分以外の対象に帰属させる機制。
8) 退行 : 欲求不満や葛藤状況において、発達のより初期に後退する機制。
9) 取り入れ : 自分の所属する集団や周りの人の属性を、自分の属しにする機制。
10) 合理化 : 自尊心を維持するために行動や感情を本当の動機を隠し、社会的承認を証明しようと論理的に理由付けする機制。
11) 隔離 : 自分が持っている対立した信念、価値観、思考と感情が衝突して不安を生じさせないように両者を切り離す機制。
12) 取り消し : 望ましくない考えや行動が生じたとき、初めからそれが存在しなかったかのように、初めからやり直すことに事で修正しようとする機制。
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