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14年06月06日

認知行動療法ベックの認知行動療法1

認知療法 ベック

ベックの認知療法 1

 1960年代、ベックがうつ病の患者を診察している際、患者の言葉に注目し、もしかしたらうつ病にかかりやすい人は共通の思考があるのではないかと予想しました。そこで、うつ病と診断された人を集めて、ある状況に関して作文させました。その調査結果を分析すると、うつ病と診断された患者の思考には共通点がありました。そこで、うつ病とは、こうした歪んだ思考によって起こる思考障害だと考えたのです。

 その思考とは、うつ病の人特有の、状況を処理することが困難な不適切な思考です。それによって不安感を感じ、その状況から逃避しようとするのです。人が様々な状況に出会うと、何らかの思考、記憶、判断、予測などが自然に浮かんできます。それをベックは自動思考と呼び、その基底にスキーマがあるとしました。スキーマとは、生得的なものや過去の体験によって形成され、情報処理や行動様式を支配する判断基準となる、世界についての基本的信念だと考えました。ベックは、ものごとに憂うつになって感情が沈み込んでいるうつ病の人は、自分や世の中の将来を処理する認知の仕方が歪んでいるのだと言います。だから、何かしらの出来事が自分にとってつらく、乗り越え処理していくことができない困難な状況に出会うと、人は不安を感じその状況から逃避しようとするのです。ベックは、この時のうつ病者の思考内容や思考パターンを整理して、それらの思考パターンに気付いてこれを変容させて状況に適切に対応できるようにしていくトレーニングを通して、うつ病を克服していけると考えました。

 

 

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