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14年06月12日
クライエント中心療法(来談者中心療法)
ロジャーズの心理療法
ロジャーズは、今までの心理療法は治療者が相談者の在り方を判断して、治療を効果的にするために、命令、禁止、訓戒、保証、勇気づけ、発散、忠告、説得などを用いていたと批判します。相談者は誰も自己実現に向けて潜在能力を持っており、治療者は相談者を判断しないで受容すること、治療者が権威的でないことが重要であると考えました。
このような立場を尊重して、この心理療法を非指示的療法と呼びました。この非指示的療法という名称は、その在り方に問題を生じやすいとして、クライエント中心療法(来談者中心療法)と名称を変えるようになります。当初は、クライエントの話を傾聴して、その内容を明確化することに主眼が置かれましたが、感情を正しく反射することを強調するようになりました。
さらに1960年代に入って、心理的成長を求める人々が、他人との出会いを通じて自分の経験を意識し、自己実現を図ることを目的としたエンカウンター・グループを行うようになります。1974年に、こうした治療方法に基づいて、自分の立場を人間中心療法と呼ぶようになります。
このカウンセリングの方法は、わが国でも多くのカウンセラーが学び実施しているものです。カウンセリングというと、ほとんどが相談者の話で埋められ、たまに治療者が話すという型式のイメージは、このクライエント中心療法から生まれていると言ってもよいでしょう。
☆阪神カウンセリング・ラボは、大阪梅田、兵庫明石にある心理カウンセリング専門の相談室です。
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