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14年06月13日
ゲシュタルト療法
ゲシュタルト心理療法とは?
ゲシュタルト療法を創始したパールズは、医学と精神分析の訓練を受け、ゲシュタルト心理学と実存哲学、行動療法や心理劇の影響を受けてその療法を確立したと言われています。パールズは個性豊かな挑戦的な治療者で、クライエントに自分を意識させることに巧みでした。そうした影響もあって、実際のゲンシュタルト療法を見ると、極めてきわどいやり取りが成されています。部分は全体を表しているというゲシュタルト心理に基づいていますから、クライエントのちょっとした言動を捉え、そこに起きている意味を追求していきます。執拗な治療者の指摘に腹を立てたとしても、それをさらに追及していく両者の関係は、周囲から見ていると、緊張状態に映ります。この緊張に私自身は耐えられそうもないと思ったりしたものです。
ゲシュタルト療法の最も重要な技法が、「今-ここ」に存在するあるがままに起こっている経験の意識化です。治療者は、クライエントの気付いていないパーソナリティの側面を、知的ではなく、感情や身体感覚をもとにして、全人的に経験させようとします。このために、治療者はクライエントに、挑戦的に、役割や仮面としての習慣や行動を否定し、クライエントを袋小路に追い詰めて、本当の自分に気付かせ、自分の責任を学ばせようとします。確かに、追い詰められたクライエントは、素のままの自分をさらけ出すようになりますが、この緊張感は治療者側としては極めて厳しい構えを覚悟しなければならず、相談室ではなかなか出来そうもないというのが個人的な感想です。しかし、本音を出して自らを見つめ、自己の責任で生きていく姿を作り出していくには優れた方法といえます。
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