心理カウンセリング　精神分析集団心理療法

　心の問題を解決するカウンセリングには、集団によって解決するアプローチがあることによって、それぞれの心理カウンセリングの理論を軸に、集団心理療法が発展してきました。フロイトが対象としたヒステリー、解離性障害の治療の方法として、精神分析もこの例外ではありません。

　１９３０年代には、ウェンダーやシルダーは、精神分析理論に沿って、集団心理療法を適用させています。ウェンダーによると、人間は社会に適所を求める存在であるから、集団の相互作用によって洞察が起こり、無意識の情緒問題を解決できるとしました。集団が家族を、治療者が親を、他の成員が同胞を象徴すると考え、転移が治療者以外の他の成員にも起こると述べています。シルダーも、精神分析理論に基づいて、集団内に転移が起こると、それを解釈したり、自由連想や夢の解釈をさせたり、家族関係や性について自伝を書かせたりしました。

　彼らの影響を受けてスラブソンらは精神分析集団精神療法をさらに発展させていきました。スラブソンは、集団心理療法に適した成員を選ぶべきであり、人間関係、性的混乱、自我強度、超自我の程度を考慮し、共通問題を持つものを成員としました。こうして可塑性がある成員によって、自由に感情を表現できたり行動できたりすると考えました。

■神戸・明石、大阪・梅田にある、臨床心理士による心理カウンセリングの相談室です。

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■カウンセリングに来られる前、どんなことをするのかとドキドキしてこられることが多い様子ですが、皆さん「来てよかった」と言ってくださることがほとんどです。いつまでも悩み不安でいるよりも、一度お越しください。