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14年06月28日

子どもの心理療法児童中心療法

心理療法 子どもの心理療法

 

 児童中心療法

 

 我が国ではロジャーズのクライエント中心療法が、カウンセリングの方法として認知されており、一般的にカウンセリングというと、話を聞いてもらって考えを整理していくような、ある意味で一方的な関係で進められる方法を想像される人が多いと思います。子どものカウンセリングとしても、子どもの成長能力と自主性を尊重し、遊びの場面での子どもの姿を、あるがままに受け止めようとしました。そのためにどのようなことを注意したらよいかを、アクスラインは次のような注意事項を上げて、子供の遊戯を見る必要があると主張しました。

①治療者は、できるだけ早い時期によい温かい関係を作らなければならない。

②治療者は、子どもをあるがままを受け止める。

③治療者は、子どもが安心して自分の感情を自由に表現できるように、許容されねばならない。

④治療者は、子どもが表わす感情を敏感に認め、子どもが自分自身を洞察できるように、その感情を反射する。

⑤治療者は、自分の問題を自らが解決する能力のあることを尊重する。

⑥治療者は、子どもの会話や行動を指示してはならない。子どもが先に立って進み、治療者はそれに従う。

⑦治療者は、治療を急いではならない。治療とは漸進的な過程である。

⑧治療者は、治療を現実的生活に関連付け、治療関係において子どもにも責任があることを自覚させるために、必要なだけの制限を設ける。

 

 このような治療者の構えによって、子どもの緊張、欲求不満、不安定感、攻撃性、恐怖、混乱などを遊戯療法で表現していきます。子どもの遊びによって、それらを統制したり、捨て去ることをしたり、自分で考え、成長し、自己を実現させていくととらえています。この構えは、子どもの心理療法だけでなく、広く教育にも通ずるところがあって、応用されているものです。

 

 

 

○「心の癒しのコンビニ」阪神カウンセリング・ラボは、いつでも、だれでも、どんなことでもご相談に応じます。

○カウンセリングの方法は、御相談者の状況に合わせて適切な対応方法で応じます。

○うつ病や双極性感情障害の認知行動療法では、多くの方々に、成果の喜びの声を頂いています。

○パニック発作は、その時の苦悩に対処する当相談室プログラムで、克服できます。

○パーソナリティ障害で感情調節が難しい方には、「弁証法的行動療法」で効果を収めています。

○万引きや性依存は、心の病気に繋がっています。有効なカウンセリング方法で早めに対処しましょう。

●小さなお子様がいらっしゃる場合は、ご相談中スタッフがお子様の面倒を見ます。ご予約の時、その旨お伝えください。