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14年07月06日
心理療法 家族療法
コミュニケーション的立場
二重拘束(ダブルバインド)は、子育ての際に、親が自分の気持ちを伝えようとして、言語上の意味と表情の意味が異なる表現をするときに起こる状態を指します。例えば、母親は、怒っているのに、笑いながら子どもに言うような状態を二重拘束といいます。
これをされた子どもは、母親が怒っているのか笑っているのかがわからなく、それを続けられると、人をどう判断してよいかわからなくなります。そうすると、成人になっても、相手の感情が読めなくなり、著しいコミュニケーションの問題が起こりやすくなるのです。
ベートソンはこの二重拘束の問題に基づいて、統合失調症の人は、子ども時代にこうした二重拘束の関係を体験し続け、これから逃れることができなくなって、自閉的な生活を余儀なくされるのだと考えたのです。この立場に立って家族療法を主張した人には、ジャクソン、ヘイリィ、サティアなどがいます。彼らは、家族成員の持つ精神内的の問題を取り扱わないで、現在起こっているコミュニケーションの病理を修正しようとしました。
そこでは、「伝えるものは何か」という内容メッセージと、「どのように伝えるか」という非言語的メッセージを区別します。コミュニケーション的立場は、二重拘束によって起こる家族成員の歪みが、病理を生み出す背景となるという立場で家族療法がおこなわれました。
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