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14年07月07日
心理療法 家族療法
構造的立場
ミニューチンは、家族の構造(組織)に関心を持ちました。家族の構造とは、家族成員のサブシステム(家族全体というシステムに含まれる下位のシステム)、同盟関係、成員間の境界の状況、どの成員がどのように力を行使しているかの権威構造、成員間のコミュニケーションの仕方などを指します。こうした構造の中で暮らしている家族の機能が十分に発揮できていない構造を変えようと働きかけます。
ミニューチンは、健康な家族にある成員間の交流する場合の境界を重視しました。例えば夫婦というサブシステムから自律してプライバシーを守り、二人で互いに支持し合い交流するために、それぞれの親や子どもや近隣の人々というサブシステムに境界があります。家族成員の境界が漠然としていると、成員は互いにどのように交流してよいかが明確ではなく、ストレス状態に適応できず、家族成員の行動が適切に変化しません。また境界が固すぎると、コミュニケーションが妨げられ、家族の正常な保護機能が働かなくなります。
構造的立場では、治療者は積極的に家族成員にかかわります。成員の特定の行動を励ましたり、解釈したり、特定の成員と同盟したり、対決したり、特定の行動をさせたり、宿題を与えたりしながら、サブシステム間の境界を変化させていきます。
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