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14年07月17日
被害者支援の研修報告
7月13日、東京の大正大学で開かれた被害者支援の研修会は、臨床心理士、法務局関係者、警察関係者などの参加によって盛大に行われました。私は、分科会では、加害者カウンセリングをしている兵庫のグループのプログラム発表に参加しました。その中で、ある参加者が、「被害者支援の研究会なのに、薬物依存症に関しては、自分が加害者で被害者がいないから、この研究会のテーマからしてふさわしくないのでは」という意見が出されました。加害者とは、性犯罪、窃盗、暴力、傷害、殺人などですが、これには明快な被害者があります。これに対して、確かに薬物で刑務所に入っている人は、被害者がないように思えます。しかし、発表者は、「薬物は個人の問題ですが、周囲の人は間違いなく被害者だという考えでいます」と、述べていたので、私は納得していました。
発言は控えていたのですが、この質問による会場の雰囲気が良くなかったので、意見を述べました。その中で、以前大阪で実施された「被害者支援」の研修会で、福岡でストーカーによって妹が殺された事件のことで講演を行った人の話をしました。被害者の家族である兄は、妹が殺された直後にストーカーである人が自殺してしまったそうです。その時に家族の怒りをどこにぶつけるべきか全く失った状態で悩み苦しんだそうです。それから、どうしたら同じようなことが起こらないようにできるかを模索し続けて得た結論が、こういうことが起きないようにするためには、ストーカーになる人の心のケアをすることだということでした。彼はそのために、全国を歩き回って、二度と同じような事件が起きないために奔走しています。
阪神カウンセリング・ラボは、「心の癒しのコンビニ」をモットーに、いつでも、だれでも、どんなことでもカウンセリングをしていこうと考えています。被害者のカウンセリング、加害者のカウンセリングも実施しております。特に、窃盗・万引き、痴漢などの性犯罪、暴力などの加害者には、心の問題に関わっていることがほとんどです。
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◎阪神カウンセリング・ラボは「心の癒しのコンビニ」をモットーに、だれでも、どこでも、どんなことでもご相談に応じています。主宰者は、臨床心理士を養成する大学院で教授した経歴をもち、豊富な臨床経験を活かしてご相談に応じています。