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14年07月21日
うつ病改善のカウンセリング
自動思考の歪みと親の養育態度
うつ病の原因となる認知の歪みは、成育歴の中から生まれることが多いと言えます。子どもの思考内容や思考パターンは、親子の成育歴が大きく影響します。子どもは親の言動を繰りかえし学習しながら、子どもなりの態度を作り出していきます。ベックはうつ病と診断された患者の思考を調査して、ある状況における判断の仕方が、通常の人とは異なった反応に気付きました。その反応の仕方が、悲観的、非現実的、非合理的なためにうつ病になるのだと考えました。そうした傾向が生まれるのは、幼い時から繰り返される思考傾向がその人の習慣や癖になって身に付いていくのです。この傾向は、親の態度や成育歴によって生まれることがあります。一つは、喪失体験です。親の愛情を受けたいのに受けられない状況を過ごした子供は、喪失体験によって歪んだ認知になりやすいのです。喪失体験とは親は愛しているけれども、子どもはそれを感じなかった場合も入ります。二つ目は、親の無理解な態度です。子どもをとことん追い詰め自尊心を傷つける対応をして生まれます。三つ目は、子どもの主体性を奪う親の行動です。阪神カウンセリング・ラボでは、「三過」と呼んでいますが、過保護、過干渉、過期待です。これらはうつ病の主たる親の影響によって起こるう大きな原因となります。四つ目は虐待です。虐待とは身体的な暴力によるものと見られがちですが、言葉の暴力でも大きなダメージを受けます。これらの成育歴は、問題にしたり後悔のもととしたりすることは全く意味はありません。しかし、なぜ現在歪んだ思考をしてしまうのかの背景を探るためには大切な作業です。
◎阪神カウンセリング・ラボは、うつ病改善の有効な方法を持つ心理療法専門の相談室です。
◎大阪・梅田、兵庫・明石の相談室には、近畿各地から相談者が来られています。
◎心理カウンセリングの他、アサーショントレーニング、心理学セミナー、バウムテスト講習会、グループワーク、臨床心理士のスーパーバイザーなどを実施しています。
◎認知行動療法、精神分析療法、来談者中心療法、行動療法、弁証法的行動療法、家族療法、リラクゼーション法など、適切なカウンセリングで対応します。
◎臨床心理士を養成した元大学教授の主宰する臨床心理士の心理療法相談室です。
◎「心の癒しのコンビニ」を合言葉に、いつでも、どこでも、どんなことでも対応する心理相談室を目指しています。
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