HOME >> 最新更新情報(一覧)
14年08月11日
感情調節のための「弁証法的行動療法」 -マインドフルネススキルの紹介-
パーソナリティ障害に有効な心理療法としての「弁証法的行動療法」のうちマインドフルネススキルは、重要なスキルです。また、 「弁証法的行動療法」の中のマインドフルネススキルは、このトレーニングで行う4つのスキルの中で、習得の最も難しいスキルと言えます。基礎編、上級編、さらに探究編があります。著者はこのマインドフルネススキルに関して次のように書いています。
『マインドフルネススキルは、皆さんが過去の苦痛な経験や将来の恐怖の可能性に焦点を当てることを少なくする一方で、今現在の瞬間、瞬間をより余すことなく、あるがままに受け入れ、体験するのを助けます。マインドフルネスは、自分自身と他の人々についての習慣的で否定的な価値判断を克服するための手段も提供します。』
これらは最終章に記述してあるように、東洋の禅や西洋の瞑想法などを採用して、科学的なアプローチでこの態度をトレーニングしようというものです。確かに、この心構えが可能となれば、人生そのものが、見違えるようなものになるはずです。感情調節の難しい方の決定的な欠落部分でもあります。したがって、このスキルを身につけるためには、本を読めばできるというようなものでは決してないことを理解しておく必要があります。最後までこのトレーニングを積み、人生が変わるところまでぜひ経験してほしいと思います。
■神戸・明石、大阪・梅田にある、臨床心理士による心理カウンセリングの相談室です。
□うつ病や双極性障害に、多くの臨床を持っているうつ病改善のためのカウンセリングオフィスです。
□阪神カウンセリング・ラボは、心の問題なら、どんなことでも受け付け、対応致します。
□個人面談は、心の不安や悩み、人間関係などの問題を解決し、安心できる対応を致します。
□家族でカウンセリング受けることが可能。親子、御夫婦、恋人など、複数の来談者の対応も致します。
□自分のことを率直に表現する理論とスキルを学ぶアサーショントレーニングを実施しています。
□自己理解をし、人間関係を良好に維持できるグループワークを定期的に実施しています。
■カウンセリングに来られる前、どんなことをするのかとドキドキしてこられることが多い様子ですが、皆さん「来てよかった」と言ってくださることがほとんどです。いつまでも悩み不安でいるよりも、一度お越しください。