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15年01月03日
「あるがままをうけとめる」にはいくつかのレベルがある。 うつ病の心理カウンセリング
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大うつ病、気分変調性障害、双極性感情障害などに関して、阪神カウンセリング・ラボでは、専門分野としてカウンセリングを実施しています。
今日のテーマは、「あるがままをうけとめる」レベルに関してです。
「あるがままをうけとめる」とは、考えても変えようのないことを止める、即ち考えないスキルとなりますが、思考を止めるということは非常にむずかしいことです。実際に、考えないようにすればするほど、その思考から抜け出せなくなります。考えないことはとても楽なことなのですが、幼いころから考えて対処することを習慣化しているので、考えないでいること自体が不安で苦痛となっています。ですから、 考えを止めるには、意識的に新たな何らかの対処法を身につける必要があるでしょう。
「あるがままをうけとめる」最高のレベルは、事実をそのまま認識できることです。そのレベルになればしめたものですが、それは僧侶が悟りを開いて物事を受け止めるような心境を意味しますから、それができることは極めて難しいのです。では可能なことといえば、事実からあれこれ考え感情を抱いている自分を、「あるがままをうけとめ」認識することはできるでしょう。「事実を受け止める」から、事実を受け止めようとしながらも思考や感情に揺れている自分を受け止めるという順番になります。いずれにしろ、受け止め作業ができると、一瞬でも安定した瞬間が生まれます。そこから次のこれまでと異なった新たな対処法を使えばよいのです。
◎阪神カウンセリング・ラボは「心の癒しのコンビニ」をモットーに、だれでも、どこでも、どんなことでもご相談に応じています。主宰者は、臨床心理士を養成する大学院で教授した経歴をもち、豊富な臨床経験を活かしてご相談に応じています。
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