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15年03月19日
リラクゼーション 「呼吸法」
アサーション・トレーニングは、自分のことを率直に表現することを可能とし、うつ病の改善や予防にも役立ちます。阪神カウンセリング・ラボでは、理論編、実践編を実施して好評を得ています。
今日のテーマは、「リラクゼーション-呼吸法」です。
呼吸法はリラクゼーションの基本です。様々なリラクゼーションを実施する際に、必ず呼吸を安定させてから行うことが大切です。呼吸法は、腹式呼吸が原則となります。腹式呼吸は、息を吸うときにお腹を膨らませ、吐く時にお腹をへこませます。ゆっくりと、吸う、吐くを各5秒くらいの間隔で行うとよいでしょう。
お腹は第二の脳と言われるくらいに、脳の次に神経がはりめぐらされているところです。そこを動かすことは、その血流や神経を刺激するわけですから、心身共に良いということにつながるのです。
呼吸法そのものがリラクゼーションとして良いといわれるのは、思考を手放す方法となるからです。うつ病や不安障害などの症状を増幅させてしまう背景には「考えすぎ」による症状悪化があります。その思考を手放すために、呼吸法は有効です。呼吸法で思考を手放しリラックスするには、まず呼吸を始める前に落ち着いて息を吸うイメージから始めます。次に、お腹を膨らませ、へこませるという身体的感覚に意識を持っていきます。そして、呼吸の数を数えるのです。落ち着かせ、おなかの身体感覚を使い、数を数えるという三つのステップで思考をブロックさせますから、呼吸法がリラクゼーション法として有効となるのです。不安や悲しみや怒りの苦痛状態から、一旦落ち着かせて適切な対処を可能とするために呼吸法は習得していく必要があるでしょう。
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