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15年03月31日
イラショナルビリーフとは?
うつ病やパーソナリティ障害の人のために、認知行動療法や弁証法的行動療法を実施している阪神カウンセリング・ラボは、大阪梅田、兵庫明石に相談室があります。
今日のテーマは、「イラショナルビリーフ」です。
ABC理論のなかのBとは、beliefを示します。これが、「ねばならない」や「~すべき」という固定した形態をとる場合、イラショナルビリーフと呼ばれます。それらにもとづいて結論を出すと、イラショナルな結果を引き起こしやすくなります。イラショナルな結論とは、以下のような形態になって表れてきます。
以下参照(「実践論理療法入門」ウィンディ・ドライデン他 岩崎学術出版社2011年)
1.恐れおののく: クライエントは、状況が100%以上確実に悪く、実際の状況よりも悪い状況であるというビリーフを示す。
2.耐えられない(すなわち低い欲求不満耐性): 仮に起きてはならないと望んでいることが実際に起こった場合には、クライエントは全くその状況に耐えることが出来るとは考えられず、あるいは幸福を味わうことを想像することすらできない。
3.ののしり: クライエントは自分自身、他人、および、または人生上のさまざまな状態に関して、過剰に批判的になる傾向にある。
4.いつも―決してないという考え方: クライエントは絶対性を主張する(例えばいつも失敗するとか、自分にとって大事な人は決して認めてくれないとか)
「論理療法の定義」に関しては平成27年3月30日wakaru-ha-kawaru.com をご覧ください。
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