イラショナルビリーフの論駁の目標　１

　イラショナルビリーフ（不合理な信念）の最も入れかえたい思考は、「ねばならない」と「恐れおののく」と「耐えられない」と「ののしり」と「いつも○○は決してない」というものです。

　まずこの内「ねばならない」という根拠は、この世の中に全くないということを理解することです。代わりにあるのはこうありたいという願望です。

　「恐れおののく」に関しては、耐えられないほどの自己の存在１００パーセントを越えた恐れは魔術的なものであり、空想の世界でしか起こらないことを理解することです。確かにおそれ狂うほどのものもありますが、それらも自分の存在の範囲内、０～９９．９パーセントのものであることを知る必要があります。

　「耐えられない」というのも、実際の経験をふり返ればわかるように、耐えられないと思っている出来事を経験しても、それなりに耐えてきています。どんな嫌なことが続いてもそこには少なからず幸せはあります。

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