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15年05月01日
引きこもりの論理 4 「悩み多き引きこもり」
阪神カウンセリング・ラボでは、心の状態を安定させるリラクゼーションとして、エンドルフィンやセロトニンなどの脳内の神経伝達ホルモンが出るように、呼吸法、意識集中法、動作法などを伝達して、うつ病やその他の心の問題の解決に役立てています。
今日のテーマは「引きこもりの論理 4 悩み多き引きこもり」です。
子どもは、親の言うとおりにしたつもりなのですが、死に物狂いの形相で探しまわって、ヒステリックに叫ぶ親を見て、疑問を感じ悩むのです。
「自分は親の言うとおりにしただけではないか。それなのに外に出ている自分を家に引き戻すためにこれほど必死になっている親は、いったいどちらが本当なのか。」
そんな疑問を抱きながら強制的に家に引き戻された子どもは、前に言った「出ていけ」とは違って、子どもが家に居て安心している親の姿を見て、いったいどちらが親の本音だろうかと悩みます。外に出て自由にしていたのも楽しいけど、あれほど形相を変えて必至になっている親に委縮して、それなら家にいた方が親は安心するだろうと考えて家にこもります。
子どもは、本当はどうしたら良いのかわからないまま、親の言うとおりにするという自分以外の基準で、消極的な引きこもりの世界に埋もれていきます。
引きこもりの論理 3 「親の一貫しない態度による子どもの混乱」は、以下のアドレスか、サブサイト「阪神カウンセリング・ラボ」で検索ください。