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15年05月01日
引きこもりの論理 6 「子どもの本音」
うつ病の最新の療法は、認知行動療法にマインドフルネススキルを採用したものです。阪神カウンセリング・ラボでは、最新の認知行動療法を実施してうつ病の克服に効果を出しています。
今日のテーマは、「引きこもりの論理 6 子どもの本音」です。
本当は引きこもりの中で子どもは、親の本音を知りたい、どこに親の真実があるのだと考え悩みぬいています。ですから、親がいい加減だと感じられる対応やその場しのぎの一見優しいと感じられる対応は、子どもにもわかるので、その欺瞞を見抜いて激怒します。
親の方は、子どもに気を使って親切に対応したつもりでいますから、その激怒がわからないでいます。そうすると親は親でますます消極的になって、腫物にでも触るような感じで対応するようになります。
こうして親の優しさと子どもの望んでいるものとは、ますます距離が離れていくのです。それでも子どもは、恐れてはいても、親の本音を聞きたい、親が本当に思っていることで対応してほしいと願っているのです。
中学生頃から始まる不登校によって起こる以後の引きこもりは、こうした経過を経て悪化していくのです。これまで上げた例は一例で、すべてがこうした経過を取るという訳ではありません。しかし、引きこもっている子供にも必ずそれなりの理由があり、それが何かわからないまま、それがわかり始めるまで、同じような状態が続くのです。
引きこもりの論理 5 「引きこもりの二次障害」は、サブサイト「阪神カウンセリング・ラボ」で検索ください。