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15年05月31日

うつ病の認知行動療法「論理療法のビリーフの査定」

うつ病の認知行動療法 「論理療法のビリーフの査定」

 

   阪神カウンセリング・ラボでは、心の状態を安定させるリラクゼーションとして、エンドルフィンやセロトニンなどの脳内の神経伝達ホルモンが出るように、呼吸法、意識集中法、動作法などを伝達して、うつ病やその他の心の問題の解決に役立てています。

   今日のテーマは、「論理療法のビリーフの査定」です。

 うつ病や不安障害やパニック障害などの有効な認知行動療法と論理療法では、いくつかの違いがあります。「~すべき」というイラショナルビリーフ(論理療法で使う言葉)は、認知行動療法では、当初スキーマという形で表現され、結構漠然としていました。論理療法では、ビリーフはある前提とその前提から派生するものと分けることができるとして、前提形態を注目していきます。その時の前提形態の「教条的ネバならない」「や「絶対的―すべき」を査定します。

 さらにこの前提から4つの派生形態を査定します。4つの派生形態とは、(1)「恐れおののく」 (2)「耐えられない」 (3)「ののしり 」 (4)「いつもーぜったいない」です。この際に論理療法では、クライエントが使用する用語を明確にしていくところは、認知行動療法とは異なります。セラピストがその用語を教えたりクライエント自身が使いやすい言葉を使用したりして、明確に言葉を固定していきます。認知行動療法は状況から生じた自動思考を、合理的にとらえるために、自然な思考の流れを尊重して、思考の不具合を改善していきます。それは時に目標を失うと、その人の思考が漠然としていったり広がりすぎたりして、不合理な信念を特定して改善していくためには時間がかかりすぎる問題があります。この点、論理療法は早い時期から、ビリーフを明確な言葉で把握するように計画されます。

 

 

 

 

◎大阪、神戸の阪神カウンセリング・ラボで、うつ病改善や双極性感情障害改善のカウンセリングを!

◎大阪・梅田、兵庫・明石の相談室には、近畿各地から相談者が来られています。

◎心理カウンセリングの他、アサーション・トレーニング、心理学セミナー、バウムテスト講習会、グループワーク、臨床心理士のスーパーバイザーなどを実施しています。

◎認知行動療法、精神分析療法、来談者中心療法、行動療法、弁証法的行動療法、家族療法、リラクゼーション法など、適切なカウンセリングで対応します。

◎臨床心理士を養成した元大学教授の主宰する臨床心理士の心理療法相談室です。