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15年06月16日
うつ病やパニックの不安を改善するには?
認知行動療法や論理療法では、うつ病やパニックに陥る背景は、感情を混乱させる「思考」にあると考え、認知行動療法を開始したベックが述べるように、うつ病やパニックは、感情を混乱させる「思考障害」と考えます。だから、この思考を、状況に応じて適切に適応できるようになれば、うつ病やパニック障害は改善され、予防できると考えるのです。
この時に、人は何らかの成長過程で、その人特有の思考が獲得、形成されていきます。それが合理的・現実的でない場合に、その人の持つ特有の思考傾向によって、著しい不安や恐怖を引き起こし、症状を起こすのが、うつ病であったりパニック障害であったりするのです。これらの思考の土台となるようなものを、ベックはスキーマと呼び、認知行動療法では、このスキーマの改善を目指すことが最終的な目標となります。
認知行動療法を基礎として開発された論理療法では、このスキーマをイラショナルビリーフとして位置づけ、カウンセリングの始めから、イラショナルビリーフを目標問題として明確にして、その改善を目指します。イラショナルビリーフとは、サブサイト、「阪神カウンセリング・ラボ」でブログに掲載いたしますので、検索していただいて、、そちらをご覧ください。
阪神カウンセリング・ラボは、心の悩みを扱う専門のカウンセリング室です。元大学教授や臨床心理士による学術的な心理療法に基づいて、問題を解決していきます。うつ病や神経症、パーソナリティ障害や双極性感情障害、発達障害や学習障害、人間関係や夫婦関係の悩み、買い物やギャンブル依存、性や窃盗(クレプトマニア)などの依存症、教育や子育て、恋愛や友人関係の悩み、パニック発作や強迫観念、摂食障害、感情調節の問題など、様々な領域でカウンセリングを実施しています。「心の癒しのコンビニ」を相談室のテーマとして、働く人のために、平日は20時まで、土曜、日曜もカウンセリング予約を受け付けています。